FAQ
主要政策や政治スタンス、区政への考えなどご質問にお答え致します。
(質問は随時受け付けております下記リンクのお問い合わせフォームからご質問下さい)
Ⅰ.政治信条に関する質問
政治信条、立候補に至った経緯についてのご質問と回答
岸本区政についてはどのように評価しますか?
就任1年未満であり今後具体的な政策の結果を以て判断すべきだと思っていますが、積極的には評価できません。特に海外メディアにおける議会軽視発言や国葬反対デモ等のパフォーマンス、イデオロギーに依存した主要政策、区議会における答弁の少なさなど、ここに来て消極評価せざるを得ない言動が見受けられます。また政治面でも政策協定書の締結を応援を予定する候補者に求めるなど、区議選後の区議会を空洞化させようとしており、二元代表制の観点からも問題があると思います。
田中区政についてはどのように評価しますか?
区政運営においてガバナンス軽視の傾向が見受けられ、また説明責任が尽くされない事項や議会を軽視事象等が多くあり区政として積極的に評価することは難しいです。ちなみに前回の区長選挙では、私は白票を投じています。
SDGsや気候変動についてはどのように考えていますか?
持続可能な社会を目指すこと、更なる気候変動に責任ある対応することは私たち世代の重要な責務です。他方で、そのように誰もが賛成できるテーマだからこそ、その具体的な取組は原理主義的で、独善的なものにならないよう心がける必要があり、また例えば欧州のエンジン車禁止の撤廃など各プレーヤーの思惑( 利益誘導) 等にも注意しなければなりません。その上で、気候変動では物理的リスクのみならず移行リスクについても充分な配慮が必要ですし、昨今のSDGs ビジネスバブルとも言える利権化や独善的な政策の一方的な押し付けにならないように注意すべきと考えます。
子供の権利条例についてはどのように考えていますか?
いじめ対策等子供の権利に関する行政の責任を明確にすることは重要であり賛成です。他方で家族観等個人の価値観に関する事柄は画一的に定めるべきではなく、不明確な努力義務を民間に課すことについては慎重に検討することが必要です。また不適切な団体に対する財政支援の根拠になり得ないように注意が必要と考えます。
給食費無償化についてはどのように考えていますか?
子育てに関する支出の無償化については原則賛成です。しかしながら子育て支援は、単なる無償化だけでなく既存制度・施設の充実化等を含めた子育て政策全体の中で優先順位をつけるべきであり、学童の充実化や通学路の安全確保の方が優先順位が高いと考えます。また一時的な無償化は、単なる選挙における票稼ぎに繋がり兼ねず、仮に恒久財源の確保が難しいのであれば、現状の制度による生活困窮者の方への補助等を対象範囲を拡大して実施するべきと考えます。
住民投票条例( 含外国人の地方参政権) についてはどのように考えていますか?
住民投票条例は憲法が直接民主制を採らず間接民主制を採用していること、及び二元代表制の趣旨に照らして反対です。また地方自治体における外国人の方の政治参加についても国民主権の観点から平成7 年最高裁判決意見にある通り国の立法政策によるべき事項と考えます。
区民参加型予算についてはどのように考えていますか?
予算の承認権は区議会にあり、それを上書きさせるような区民参加型は、地方自治法第96条に定める議会の予算の制定権を侵害することになりかねず反対です。
都市計画道路・再開発問題(阿佐ヶ谷・高円寺・西荻窪)についてのスタンスは?(ドラフト会議の質問)
賛成・反対の両当事者から改めてその是非を検討すべきだと思います。基本的に杉並区の道路インフラは脆弱であり、南北交通、歩行者・自転車保護、緊急車両対応から整備が必要だと認識しています。
「性の多様性条例」についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問 パートナーシップ制度について )
行政上の取り扱いについて、多様性を尊重することは重要と考え、行政の責任の明確化という観点では賛成です 。他方で本来は法律(国政)レベルで解決すべき問題であり、特に区民や事業者への努力義務設定には反対です。また条例の制定過程での対話が不十分であり、立法事実も充分に積み上げているようには見えないこと、そして今後国の立法で解決が為されようとしていることを踏まえると、改正等の必要性があると考えます。
施設再編(児童館・ゆうゆう館などの廃止)についてのスタンスは?(ドラフト会議の質問)
施設の更なる利用価値向上と既存施設の有効活用の観点から、廃止ありきではなく、最も区民の利益に適う形で検討するべきと考えます。
杉並区による家賃補助制度の拡充についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
対象世帯の特定の困難さ、対象外世帯との不公平、政策的な波及効果が限定的であること、賃料を押し上げる可能性があるため反対です。一時的な困窮対応としては賛成です。
杉並区に約486億円ある財政調整基金(R4.3.31現在)についてどう思いますか?(ドラフト会議の質問 ただしドラフト会議のホームページには不掲載)
財政の安定化のために現行水準を維持することが必要だと思います。特に大災害時の機動的な財政出動、経済情勢悪化時の税収減への対応、変動幅の大きい都区財政調整交付金などに対応するためには本水準のバッファは必要だと思います。
女性区議を議員の半分にするべきだと考えますか?(ドラフト会議の質問)
結果として半分になったり、もっと言えば女性が8割であっても、有権者の投票の結果であればそれが望ましいと思います。他方で強制的に半分を女性とするクォータ制については平等な選挙やなにより男女共同参画に関する課題の根本的解決を遠ざける為、反対です。必要なのはなぜ女性議員が少ないのか分析し、課題を丁寧に解決することにより、議員に限らず社会の性差解消にとって重要なことだと思います。
都市マスタープランについてどう考えますか?(ドラフト会議の質問 ただしドラフト会議のホームページ上には不掲載)
賛成するが踏込不足の感も否めません。杉並区は過去の無秩序な宅地開発の影響が残り、それらが相続等により更に土地の細分化が進んでいることから、より踏み込んだ対応が必要だと考えます。
気候危機対策のひとつとして、脱クルマ社会を目指すこと(自転車推進など)についてどう考えますか?(ドラフト会議の質問)
車に依存しない都市構造を目指すことには賛成です。南北移動のための公共交通充実は今後も必要だと思います。他方で車が必要な人や車好きの人を尊重することも大事だと思います。電気自動車用充電スポットの助成や自転車と共存し得る道路拡幅等の取組が必要と思います。
選択的夫婦別姓についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
区政の問題ではなく、国政で取り扱うべき論点だと思います。他方で個人的には、家族の形は多様性が尊重されるべきであると考えており賛成です。
統一教会に対する解散命令についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
区政の問題ではなく国政で法律に則って取り扱うべき論点だと思います。他方で個人的には、宗教法人の趣旨に悖る宗教団体は解散すべきで、民事上、刑事上の責任も取るべきと考えます。
原発再稼働についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
区政の問題ではなく国政で取扱うべき論点だと思います。個人としては気候中立を実現する為、欧州同様グリーン・エネルギーと捉える必要があると考えます。またエネルギー安保の観点からも重要な選択肢の一つだと考えます。ただし当然ながら天災等に応じた安全確保が大前提になると思います。
憲法9条についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
区政の問題ではなく国政で取扱うべき論点だと思います。個人としては、現状の防衛体制が現行の憲法9条による解釈下で認められていることから、現在の9条にて必要十分と認識します。
5年間で総額43兆円という防衛費増額についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
区政の問題では国政で取扱うべき論点だと思います。個人としては、一定程度の防衛費増額は東アジアの地政学リスク等国際情勢からみて不可欠ですが、現状の財政状況に照らし規模が大きすぎると考えています。
インボイス制度についてどのように考えますか?(ドラフト会議の質問)
区政の問題ではなく国政で取扱うべき論点。個人としては、本来の消費税の制度趣旨に鑑みれば、事業者は一旦取引相手から消費税名目で消費税相当額を受領しており、それを実質的な所得にしてしまう現行の免税特例は不適切な制度だと考えます。
国政上の支持政党はありますか?
20代は自民党を支持し、神奈川県連の実施するかながわ政治大学校にも参加していました。しかし、その後自民党に大きな政府志向が強く見受けられるようになってからは、自民党、みんなの党や国民民主党などを候補者ベースで支持し、投票しています。
Ⅱ.主要政策に関する質問
主要政策に関するご質問と回答
子育てを中心に政策を考えているように見受けられますが、子育て世代以外にも配慮するべきではないですか?
確かに「育みやすい」を中心に主要政策を展開しております。しかしながら、特に乳幼児およびその親に目線をおいて見たときの医療制度や交通インフラその他社会制度上の問題は、実は乳幼児や親世代固有の問題ではなく、高齢者の方やハンディキャップが有る方にも共通する問題で有ることが多くあります。例えば道路の歩行のしやすさは交通弱者と呼ばれる方に共通する問題ですし、良質な医療へのアクセスの確保も同様です。
また子育て世代が、速やかに社会復帰をすることが、女性の社会参画・復帰のみならず、区民所得の向上に繋がり、それにより区財政の安定化にも寄与すると考えます。
故に、「育みやすい」は「暮らしやすい」、「育みやすい」は「住みやすい」として政策提言をしております。
ふるさと納税制度についてはどう考えますか?(ドラフト会議の質問)
給与所得者にとっては数少ない(実質的な)減税制度であり尊重するべきで、利用自粛を呼びかけた区広報誌は不適切だと思います。杉並区はふるさと納税の自粛を呼びかけるのではなく、寧ろ制度を利用した区内産業育成を目指すべきだと思います。
Ⅲ.プロフィールに関する質問
プロフィールに関するご質問と回答
コンサルティング会社等と兼職を予定しているようですが両立ができますでしょうか?
確かに、コンサルティングの仕事と区議の仕事の両立は時間等の面で大変だと思っています。しかしながら、両者は補完関係にあり、現在行っているリスク管理、コンプライアンス、内部監査のコンサルティングは区政監視という観点では非常に応用が効く分野だと思っていますし、民主的な区政運営においてもコンサルティングのソフトスキルが活用できるのかと思っています。またESG等に関するコンサルティングの経験はサステナビリティ分野においてその経験が活かせると思っています。また会社員という立場を離れ比較的時間の自由が効くようになったこともプラスです。
ただ、将来的には、地方議会については、会社員と両立できるような時間軸でスケジュールが組まれると、広く会社員の方に地方議会に参画して頂くことができるようになり良いのになぁと思っています。
信仰している宗教はありますか?
強く信仰している宗教が有るわけではありませんが、祖父の家系が神主だったこともあり冠婚葬祭は全て神道(鶴岡八幡宮)で行っています。
杉並の居住歴はどの程度ですか?
2021年3月に神奈川県川崎市から引っ越して来ました。子供が1歳を迎え、自然環境が豊かな場所で子供を育てたい、保育園等の子育て環境が充実している場所で暮らしたいと思っていたところ、杉並が良いと考え、引っ越して来ました。
杉並の好きなところはどんなところですか?
都心から比較的近いのに緑が豊かなところです。特に神田川沿い、善福寺川沿いの緑あふれる環境には、感動しました。
また沿線毎に、また駅ごとに個性があるところが好きです。呑み屋さんも多く、コロナの影響がフェードアウトしてきているので、徐々に開拓したいと思っています。
杉並の嫌いなところはどんなところですか?
嫌いというか、不便を感じるというところかと思いますが、区内の道が狭いこと、また都心や羽田から車で自宅に帰るときにほぼ必ず渋滞に捕まるという点でしょうか。最近は18時、19時台に自宅に帰るのを諦めました。
あと同じような点では、井の頭線の開かずの踏切です。特に朝の浜田山駅そばの踏切で、上り列車が過ぎたと思ったら、今度は下り列車が来て、また上り列車がくるという連続は辟易しています。
Ⅳ.選挙活動に関する質問
選挙活動に関するご質問と回答
選挙活動、及びその準備活動はどのような体制で行っていますか?
すべて一人で対応しています。スマートでクリーンな選挙を行うため、一人でできる範囲で準備を行い、発信等も行っています。また仕事と両立させるため、夜間や早朝に準備を行ってきました。そのため至らない点も多々有るかと思いますがご容赦いただければと思います。
街頭演説はしないのですか?
拡声器を使用しないという方針のもと、街頭演説自体は実施しない予定です。その代わり区内の巡行を適宜行っていますので、顔を見たい、話を聞きたいというときは是非予定をご確認の上、お越しください(事前の調整が可能な場合は極力お時間を合わせます)。
杉並区議選ドラフト会議の質問には回答しましたか?なぜ回答しましたか?
杉並区議選ドラフト会議の質問については全ての質問について回答しました。質問への回答依頼は、3月下旬にメールにて匿名で頂きました。区選管ボートマッチの経緯もあるため、中立性が重要との観点から、政治団体等の関係者がいないか、区長関係者がいないかなどをメールにて確認しましたところ、過去市民運動に関わったメンバーは一部いるが団体等に所属したり区長関係者はいないというご回答を頂き、中立性が確保できているだろうということ、また一般的な質問に対する回答でパプリックドメインに属する情報ということで回答しています。
そのため、4月10日の主催者含む合同会見が、区長を応援する団体と共同で為されたことは正直残念に思っています。他方で、こちらでの回答はそのまま掲載されていることを確認しましたので、ご対応は中立にして頂けたと認識しています。その意味ではしっかり適正に対応頂き敬服しています。
なお回答は、主催者にバイアスがかかっている可能性があるからこそ、しっかりこちらの回答を伝え、それがそのまま掲載されるか、恣意的に操作されないか確認することが重要だろうということで、回答させて頂きました。この点前にも述べた通り、しっかりこちらが回答した内容がそのまま掲載されていることを確認しています。(ただし財政調整基金、都市マスタープランに関する質問は、質問自体が削除されていました)
なお質問絞り込みによる選挙の争点化については、本FAQのように、質問の数を増やして絞り込まれた質問を希釈させることが有効な手段と考えています。
お詫び
当初50問の質問を予定しておりましたが、主要政策について主要政策のページにて詳細を掲載したため、一部質問・回答を削除し主要政策のページに掲載しております 。誠に申し訳ございません。